※この話群像劇っぽくしたかったので主観コロコロ変わります。
グンジ→キリヲ→アキラの順で変わってます。
「あぁー?何だジジイのほうにいたのかよ」
青ザルの待ち伏せに飽きて分かれ道まで引き返すと、ジジイがぐったりとした男を肩に担いで歩いて来るのが見えた。
どうやらその荷物は青ザルでなくて、前回の身体検査のときバーの入口近くでポチが反応してた野郎だった。
イグラに参加してる割りには、細せーし色白えーとか思ってその姿は頭ン中引っかかってた。
今の下半身丸だしの情けねー姿からみると、まんまとジジイに喰われちまったらしい。
ケツから血とザーメンが吹き出してやがる。
「なかなか美味かったぜェ…べっぴんさんだったしよォ」
ジロジロと眺めてる俺に、ジジイが肩に担いだ男の顎を掴んでその顔を見せ付ける。
「へぇー…」
このトシマに上玉なんてそうそういねぇ。レイプされてぶっ殺されるのがオチだしな。
ちょっと不細工でも十分美人の部類に入る。
コイツもたいていそんな程度だろーと腹をくくってたものの、長めの前髪から見える整った顔だちに驚いた。
随分かわいこちゃんじゃねえか。もったいねー、俺が喰いてぇとこだっつー、畜生。
「イイ感じじゃん。これならビトロも超ご機嫌なんじゃね?」
コイツならションベン漏らすくらい喜びそうだ。
今日の夕飯にプリンくらいつけるかもしんねえ。
「バーカ…ビトロになんかくれてやんねェよ…こいつは俺が持って帰んだよ」
「はぁ?」
ジジイが違反者を生かして捕らえしかも自分で持って帰るなんて初めてで、俺は思わず聞き返してた。
「持って帰るって?」
「部屋でよォ…飼うんだよ…たっぷり可愛がってやるよ…クク」
俺の問い掛けに心底楽しそうに顔をニヤつかせる。
「フーン…オジーチャン案外ファンシー好きなのねー」
俺だったら面白可笑しく刻んでブッ殺すのに。
なんだかイライラして近くにあったゴミ箱を蹴飛ばす。
なんかつまんねぇ、と腹の中がむずむず疼いた。
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