甘い吐息




「ヒャハハハハ!!何とか言えよオラァ!」
見るも無残なほど腫れ上がった顔面をグンジが再び殴る。
顎の骨は変形し折れた歯が口内に突き刺さっているようで夥しい血が口から零れた。
部屋の奥のベッドではもう一人の犠牲者が不自然な方向に両手足を曲げたままで死んでいた。
「もーそりゃくたばってんじゃねェのか?」
キリヲがジッパーを上げながらグンジに声を掛ける。
「んあー?まじでー?」
床に倒れ込んだ男の死体を蹴飛ばす。
「根性たりねぇなー、つまんねー」
ピクリとも動かさない死体を何度も蹴ると溢れ出す血が地面に赤い線を描いた。
「♪」
それが気に入ったようでグンジは何度も死体をサッカーボールように蹴り飛ばして血の跡を付けている。
「あんま散らかすなよォ…」
死体のポケットを探っていたキリヲがその中身をベッドの上に並べている。
ナイフ、ゴミ、サイフ、アンプル、コンドーム、
「ローションまで持ってんのかァ」
「んん?じゃあコイツらホモ??気持ち悪ぃ〜〜」
おえっと吐くようなポーズを取ってグンジが死体から離れる。
「ぶっさいくのくせにホモってさぁ!終わってるよなぁー」
そのままベッドの上のキリヲを押し倒すとその上に跨がった。
尻をキリヲの股間に擦り付けながら、キリヲと舌を絡る。
「お前もホモだろがァ…」
「ジジイがだろー?」
甘い吐息が死体が転がる血まみれの部屋に零れた。









NEXT/MENU